語彙力に悩んでいる方の多くは、
ひとつの単語に対し、和訳を覚える
この感覚があるかもしれません。
が、単語は単語同士、
つながったり
関連しあっていることが多いので、
うまくすると、
1つの単語から
いくつも覚えることができます。
いわば
単語記憶の応用編
と言えるのですが、
ここでは応用のための、
知識【初級編】を紹介します。
まずは基本の接尾辞から。
基本の接尾辞 :品詞の見分け
happy
happyを知らない人はいないでしょう。
I am happy.
この文でのhappyは、「幸せである」という形容詞ですね。
ちょっと、happyの形を変えます。
They will happily help you.
この文では、happyに “ly” を追加して、副詞の形になっています。
次に、
Happiness in life
こう表現したら、「人生における幸福」というような、名詞になります。
happy + ness = happiness(幸福)
このように、happyに”ly”をつける、”ness”をつける、ということを覚えるだけで、happyという単語は品詞が増えて3倍になります。
品詞を作る接尾辞はいくつかありますので、もし単語帳などで関連する品詞が記載されていたら、意識するようにしてくださいね。
他の例も見てみましょう。
例)
prosper
prosperity
prosperous
prosperという単語に、それぞれ “-ity“、”-rous” が付いています。-ityは、名詞を作る接尾辞です。この終わり方、よく目にしますよね。
同じ -ityがつく activity や reality は、どちらも、アクティビティ、リアリティと、カタカナ語としても使われるので、説明なしですっと入ると思います。
-rousは、形容詞を作ります。dangerousはその代表例です。デンジャラスも、説明不要ですね。
こうした、品詞を決める接尾辞を意識すると、prosperを知っているだけで、それぞれの意味がすぐにわかります。
prosper:
繁栄する、成功する(動詞)
prosperity:
繁栄、成功(名詞)
prosperous:
繁栄している、成功している(形容詞)
品詞を決める接尾辞の知識は、長文を読んでいて、知らない単語が出てきた時に特に役立ちます。接尾辞で単語を切り分けるだけで、
「あ、わかった!」
と、単語の意味が紐解けることも多々あります。
長文読解で、わからない単語が出てくるとパニックになったり、一気に自信がなくなってしまう、、、ということもあると思うので、お守りとして身につけておくのがおすすめです。