久しぶりのTOEIC学習で挫折しないために

年末年始は、多くの人が
英語学習をやろう!と決意するタイミングです。
特に、今年は10日間休みとか、
冬休みが長めの会社が多いようで、
まとまった時間を取るのに
良いタイミングですね。
せっかくなので、しっかり学習して試験本番に備えていただきたい。
そして、その決意を無駄にしないため、つまり、挫折しないでほしい。
・・・という思いから、
注意点をお伝えしたいと思います。
私の受講者様が
「久しぶりにTOEIC受験します!」と
教えてくださる時に、お伝えしていることです。
TOEICはブランクがあるとスコアが下がる
ふだん、忙しくて英語学習に手が回らない方は、かなり多いと思います。
すると、久しぶりの受験をする時に、
6ヶ月、1年ブランクがあることも珍しくありません。
ですが、過去の記憶で「このくらいできるだろう」と
直近のスコアを見込んで、
目標をそれ以上のスコアにすることも多いです。
前回より高いスコアを取りたいのは
健全な向上心ですし、
ぜひ一段上を目指してほしいのですが、
注意したいのは、
TOEICは、何もしないと
得点力が下がる
ということで、
つまりどういうことかというと、
模試を解くと、思い通りの結果にならない可能性が大大大です。
すると、どうしても落ち込みますよね。
まずそこを耐えていただきたいのです。
予想よりバツが多くても
落ち込まないでください。
久しぶりだから、下がっていてあたりまえ。
だから、
まずは、元に戻そう
この心づもりでいて頂きたいのです。
なぜわざわざこんなことを
言うのかというと、
多くの人が、
TOEICのスキルは
一度身につくとキープされると
信じています。
ですが実際は、
TOEICに数ヶ月触れないと
自然とスコアは下がります。
カンも鈍ります。
「こんな難しかったっけ?」
「もっとできたはず」
せっかく意気込んで
模試を解いたののに、
やる気が削がれる危険があります。
そうなると、めちゃくちゃ勿体無いと思うのです。
また、対策を立てるにも、
・できるところで点を落としているのか
・もともと苦手な箇所なのか
わかりにくくなります。
久しぶりの学習は、2つのフェーズに分けよう
この、不要な挫折リスクを避けるために、
久しぶりのTOEIC学習をする場合は、
・回復フェーズ
・スコアUPフェーズ
に分けるのがおすすめ。
(休みが10日あれば、3日で回復、7日でスコアUP、など振り分けられます)
3ヶ月以上何もしていなかったら、
↓
・TOEICの肌感を取り戻す
(時間配分、解法テクニックなど)
・ボキャブラリーを
記憶から掘り起こす
この2つを意識して、
元の位置に戻る時間をつくる。
そうすると、
もともと:80
ブランク:70に下がる
元に戻る:80
スコアUP:90
というイメージで、やることの優先順位も決めやすいです。
もうすこし詳しく説明すると、
80→70 に下がってショックを受け、
70→90 に戻すために頑張る・・・
この70→90の差=20を
一度に上げるよりは、
簡単な10 を素早く取り戻して、
少し難しい10に
追加のエネルギーを注いだ方が、
ステップアップしやすい。
そんなイメージです。
冬休みの学習モデル
🔸1日〜3日目:元に戻す
学習例)
・Part5は優先度高(前回を上回るくらいが◎)
・リスニング音声・各国のアクセントに慣れる
・模試でテストの肌感覚を取り戻す
🔸4日〜7日目:弱点補強
学習例)
・苦手な文法のおさらい
・先読みのスキルを上げる(Part3, 4, 7)
・長文読解の精度を上げる
🔸8日〜9日目:
学習例)
・時間配分の決定
・捨てる問題を意識した模試
・最新の公式問題集を解く
あなた仕様にカスタムしてもOKです。
久しぶりの学習で迷ったら、ぜひご参考ください。

