ラッコはアイヌ語だったのね・・・英語では sea otter

生まれてホヤホヤ、1日目のラッコの赤ちゃんを抱く、おかあさん。

“Mommy sea otter and her 1 day old baby…” というTweetが流れてきました。

愛らしい親子。

抱っこしている姿に心がなごみます・・・

*sea otter:ラッコ

[ ラッコの動画ツイート ]

https://twitter.com/buitengebieden_/status/1515964133350559748?s=21&t=-iuAOSDhDXBSSW73ZHk0sw


ラッコのことを、英語では sea otterと言います。

「あれ? sea otter? で、日本語だとラッコ?
ラッコって一体どこからきた呼び方なんだろう?」


「ラッコ」は、日本語の響きとして不思議だなぁと、初めて思ったんです。

子供の頃から馴染みがある言葉は、当たり前すぎて疑問を抱かないんですよね。


で、検索したら、アイヌ語でした。

(なんと、予想外!でも北の生き物ですね!)

しかもこんな記述が。

「アイヌ語ではアトゥイエサマン(海のカワウソ)とも呼ばれるが、夜にこの言葉を使うとカワウソが化けて出るため夜間はラッコと呼ぶようになったという伝承がある。」

https://ja.wikipedia.org/wiki/ラッコ#呼称

Wikipedia に書いてありました。

アイヌ語では本当は アトゥイエサマンだけど、アトゥイエサマンが化けて出るといけないから、ラッコと呼ぶ様になった。


化けて出ない様に・・・とは、いかにも伝承らしいというか、

昔から言い伝えられてきたのでしょうね。

さらに引用すると、

「現在の和名「ラッコ」は、近世日本における標準的な本草学名に由来し、さらにそれはアイヌ語で本種を意味する”rakko”にまで語源を辿れる」

つまりラッコとは、より抽象的な呼び方なんですね。


昔話や寓話で「その言葉を口にしたら危険だよ」というセリフを聞いたことがあるので、直接呼ばない、ぼかす雰囲気がなんとなくわかる気がします。


これまで特に疑問を持たず、「ラッコ」と呼んでいました。


日本語でも知らないことが多いです。



・参考:Wikipedia ラッコの呼称