時事英語に、大人だからこそ、再挑戦してほしい理由

学生時代にありがちなこと

高校生・大学受験生でも、志望校によっては


時事英語を勉強したい」

とか、


「ニュースも読めるようになりたい」

と考えることが
あると思うのですが、

実際は、難しく感じる学生さんは多いです。


時事英語を学ぶ際には、

そもそも前提として、


日本語でニュースに馴染みがないと
英語で読むのはすごく大変


↑これに、気づく必要があります。


学生の頃って、
教科書で社会や歴史の勉強をしても

自分ごとになっていないことが多いので
リアリティが薄いんですよね。


その分知識がないことも多く、

日本語で読み慣れていないと
英語で理解しにくい・・・


別の言い方をすると、


辞書を引いて、和訳をみても、
文の意味がピンとこない

んです。

それをまとまった文章で理解するのは、
もっと大変です。

社会人になったら、再挑戦してほしい

なので、

10代の頃、時事英語に挫折して、
今 社会人として
キャリアを積んでいるとしたら、

一度そのトラウマ
捨てられると良いと思います。


社会人を何年、何十年と続けていると、
ニュースは生活の一部になり、

日常の会話や、仕事を通して、
知識が蓄積し、理解が深くなっていきます。



経験が増えれば増えるほど、

和訳された日本語の意味が
わかりにくいことも減りますし、


なにより、
物事の背景を広く理解しているので、

多少いい加減に読んでも
キーワードを繋いで理解できるし、

前後の文脈を把握しやすい。


これって、いわば 大人の特権 です。

一言で言うと、

昔より読みやすくなっているはずです。


これから始めるなら

時事英語を学ぶ教材は、
本屋さんやインターネットで買うことができます。

学習者に配慮されたものは、
用語の解説もあって良いでしょう。


ただ、個人的には、

毎日の生活に落とし込むなら、

日本語で普段見ている
ネットやアプリを開く感覚で、
触れられると
いいんじゃないかなと思います。


第一に、日本語のニュースだと、

興味のあること、
仕事に関係あることほど
優先的にチェックする
じゃないですか。

つまり、
その世界の知見があると言うことなんです。


よく知っていることは、英語でも理解しやすい。


場合によっては、

自分が精通している話題は
カタカナ語として知っていることも多いので、

初見の単語も意味がわかったりします。

その分、読み解くストレスも軽減されます。


でも教材は、
誰かが選んだ話題です。

それはそれで、もちろん利点はあるんですよ。

幅広い話題に触れられたり、
あまり馴染みのない単語に出会うこともできる。

解説もついている。


ただそれって、
先述の、学生時代のぶりかえしにもなりかねません。

よく知らないからわかりにくい、
自分ごとでないから、意味が入ってきづらい・・・

という現象です。

トピックを選ぶ基準

大人になって、

英語でニュースを読みたい、
英字新聞を読みたい気持ちになるのは

・憧れ
・ビジネススキル


この2つの側面があると思っています。


このうち、「憧れ」だけであれば、
純粋な自己啓発の部類です。


「ビジネススキル」

として捉えると、

取引先とのコミュニケーションを円滑にしたい、

英語で業務をこなすスキルを上げたい、


そうした動機があると思います。


・・・だとしたら、

身につけたいのは、どんな時々英語でしょうか?


取引先との会話を豊かにする内容や、

仕事のスキルを上げる英語


ではないでしょうか。


だとすれば、
やっぱりあなたが興味のあるトピックを
選ぶのが正解だし、

日常的に触れられる
ニュースサイトやアプリがおすすめだな、と思います。


もちろん教材も良いと思います。
なんでも一長一短ありますし。

お伝えしたいのは、

時事英語として学ぶトピックを選ぶ際に、


あなたの目的や動機がどこにあるか

を意識すると、
より意義深い学びになりますよー!

ということです。

なので、私としては、
社会人なら自分でトピックを選ぶ方が
ためになると思いますが、

特に詳しくなりたい話題、分野がなければ、
教材をお勧めします。

生の英語だからこそ、手をつけやすいものを

いずれにしても、
ニュースとは生物です。

日々新しい話題が世の中をめぐり、
日常的に新しい言葉が生まれています。


つまり、
「この本を一冊読んだらマスターできる!」
ということはないんですね。


生物だから、
日々新鮮なネタを仕入れる人が

時事英語に強くなります。

広辞苑だって、流行語大賞だって、
毎年変化しています。

それは英語も同じです。


最近なんて、
コロナ関連のワードに詳しくなった人が、
急増しました。

それまで感染症に興味のなかった人が、
コロナという社会現象、身近な脅威によって
知識を身につけているわけです。


「時事英語は生物」

今話題になっているワードは
日常的にアップデートしたほうが

「読める」ようになることは間違いありません。

そういう意味で、
さっと手をつけやすい、

ネタの仕入れを
生活に組み込みやすい、

手軽さがあると良いと思います。


知識を少しずつ、日々更新していくイメージですね。


で、なんだかんだいって、スマホは手軽です。

電車の中でささっと見る。
お昼休みが終わる前に、ちょっと目を通す。

そんな習慣ができたら、

すこしボリュームのある
英語の雑誌などにチャレンジするのも良いかもしれません。

はじめから、長く、慣れない英文を読むのは大変です。

(挫折しそうなことは
 やめておきましょう。
 ↑一番おすすめしない選び方です。)

やっぱり面倒なことはできない

「勉強しなきゃ」と思うと、

「よっこいしょ」と、


重い腰を上げる
“動作” が入る気がしませんか?

テキストを用意して、
そうなるとノートとペンも出して、
机に向かう時間を確保する。


習慣化していれば問題ありませんが、
仕事の合間に学びたい人は、

面倒なことはなるべく排除すべきですね。


毎朝、いつものニュースをチェックする動作に
英語のニュースを追加する・・・

そんなことができると長く続きます。

長く続けば知識は溜まります。


最初は、少しずつでいいと思いますよ。

わかば