今の勉強、何か違う・・・勉強法に迷った時 ②800・900目標

TOEIC®️の攻略法については、

たくさんの情報があります。

SNS、YouTube、そして本屋さん・・・

こんなに情報が溢れているにも関わらず、

メルマガ読者さんや、
インスタのフォロワーさんからは、

個別の質問がたくさん届きます。

心を決めて、走れる時は

そのまま突き進めばOK。


でも迷った時は、

溢れる情報を目にして
どうしたらいいかわからなくなったり

気分が悪くなることも
あるかもしれません。

不安や迷いを感じつつ、

勉強をやめるわけにはいかない、

・・・そういう時は、
一度にすべてを解決しようとせず、


一つのことに集中しましょう。

それで、これは「その先」の話ですが、


一つのことを頑張ると、
英語とは不思議なもので、

ふわっと、軽く扉が
開く瞬間がきます。

というわけで今日は、
前回に引き続き、

「絞る」勉強についてお届けします。


800、900目標の場合です。

800目標

塗り絵がリスクになるのが

800目標にするステージです。

読む力がついても、

20問塗り絵だと

800は難しい。

リーディングスピードを

上げる方法は、

ざっくり2つあります。

(1)、(2)どちらが良いかは、

個々のニーズによりますが、

英語を武器に仕事をしたい、

or

いずれ900取りたいなら、

断然(2)です。

そうでなければ、
取り組みやすい方で良いでしょう。


それぞれ簡単に解説します。

(1) 返り読みを高速にする

「返り読み」とは、

(この用語をご存知ない方に念のために説明すると)


関係代名詞があったら

後ろから前に矢印を引いたり、

日本語に置き換えて英語を読むことです。

これは中学・高校で一般的に教える手法で、
ほとんどの日本人は、返り読みをしています。

(かつて、私はこの動作が めちゃくちゃ得意でした。)

この動作を

とにかく速くする。

返り読みは、量をこなせば速くなります。

家にプリンターがあれば、
問題集をコピーして、

SVや矢印の記号を入れながら

読み込んでください。

書き込んで

(2) 根本的に、理解のスピードを上げる


「リスニングを、
 450以上で安定させたい」

「900取りたい」


という場合に
早く結果を出すなら、

根本的に

理解のスピードを速くします。


頭の中で英語を
処理するスピードが
根本的に上がると、

・ネイティブの会話についていく

・文字の多い資料を読む


・・・といったことが

どんどん楽になります。

ちなみに、

返り読みの癖が強い人ほど、
会話で、英文を組み立てる時に
苦労します。

TOEICで高得点を取っても
スラスラ話せないのは、

返り読みが抜けていない
ケースが多いです。

「英語の語順で読んで、
 スピードを上げる」


そう聞くと
難しく感じるかもしれませんが、

1.3倍、1.4倍にするのは


難しくありません。

やることは、

・返り読みの癖を少しずつ取る

・オーバーラッピング / シャドーイング

です。

いきなり映画俳優のように
ペラペラスラスラは難しいですが、

「短文から」「少しずつ」は

誰にでもできます。

そして、

800目指すステージにある方なら、

スピードさえ上がれば、

先読みがうまくできなくても

800は取れるでしょう。

900目標

上で紹介した

(2) 根本的に理解のスピードを上げる

練習をしていれば、

先読みを鍛えるだけで、

スコアは上がります。

900に届かず
伸び悩んでいる方は、

ハイスコアの壁となる、

Part3、4、5、6、7

すべてにプラスになります。


Part3、4で点が取れないのは、

・速い音声に追いつけない

・先読みが間に合わない

・時間内に解けない

こういったことが

主な原因ですが、

・英語を素早く理解する

・設問を素早く読む

この2点がクリアできると

速い音声に追いつけるし、

先読みに追われないし、

時間内に解けます。

リスニング力は、

800点台からシャドーイングをし、

とくにTED等のネイティブの

課題をこなせば

だいたい聞き取れるようになります。

ネイティブのスピーチは
TOEICより難しいので、

いわば高地トレーニングによって、
試験が楽になる、

ということです。

迷ったら、1つに絞ろう

前回、今回と2回にわけて

「迷ったらこれをやろう」

を、スコア別にご紹介しました。

上手くいかない時に
行動が止まるのは

一番マイナスなので、

「とにかくやってみる」

の精神で始めてください。

なんとなく色々なことに手を出すより、

一つのことに取り組む方が

気持ちも落ち着くし、

実際にスキルがつきやすいです。

がんばろう!!