【英単語】as の意味が多すぎる!・・・が、1つだけ覚えれば万能、と言う話

as を辞書で調べると、

意味がたくさんありますよね。


たとえば
辞書サイト『英辞郎』で検索すると、
このような結果です。

https://eow.alc.co.jp/search?q=as


品詞が複数あり、

中でも、接続詞の意味がとても多いですね。



で、今日は、その接続詞の意味をまとめて、

「ひとつだけ」覚える。

というお話です。

この「覚え方」は意味がないのでやめましょう

本題に入る前に、

たくさんの意味を持つ単語について、
ひとつ、注意して頂きたいことがあります。

それは、

辞書に載っているすべての意味を覚えようとしないでください


ということです。

見た瞬間に記憶できる、
スーパー暗記の達人なら問題ないと思いますが、


普通の人は、一度にこんなにたくさん覚えられません。

むしろ、色々ありすぎて
全部があいまいになる可能性もあります。


最悪の場合、

一つも記憶に定着しない、
その単語に苦手意識を持つ、

ということになりかねません。


じゃあどうするのか?というと、

たくさんの訳語がついている単語は、
コアのイメージを1つ持っておきます。

その1つのイメージを、
文脈の中で合わせていきます。


・・・もうすこし具体的に見ていきましょう。

as の意味が多すぎる!1つだけ覚えればよいこととは?

まず、上記 英辞郎にある

asの中の、

接続詞の意味を
確認しましょう。

■ as 接続詞

1) ~と同じくらい

2) ~のように、~のとおりで

3) ~のままで [に]

4) ~につれて

5) ~している時[最中]の[に]、~しながら、~したままで、~になって

6) ~だから、〜なので

7) ~だけれども



↑訳語だけ見ると、

『一体 as は何者なんだ!?』


と思うくらい、

意味がバラバラですよね・・・。

程度なのか、時なのか、理由なのか、譲歩なのか・・・


この、一見バラバラなasを、
一つのイメージで捉えるとしたら、
何だと思いますか?


一番便利な覚え方は、

<同時に起きている>

・・・です。



ある出来事があって、(主節)

それと同時進行でもう一つの出来事が(asの従属節)


<同時進行>している。

そんなイメージです。

イメージから意味を取る方法

<同時に起きている>

このイメージを持って、
次の文章を読んでみましょう。

地球温暖化についての
説明の一部です。

the amount of carbon dioxide in the atmosphere increases as people burn fossil fuels.



まず、主節の出来事は何でしょうか?

the amount of carbon dioxide in the atmosphere increases


主語が少し長いですが・・・、

(動詞は increases なので、その直前の atmosphere までが主語です。)

「大気中の二酸化炭素の量は、増える」


ということですね。



次に as 以降の従属節を確認すると、


as people burn fossil fuels.

「人が化石燃料を燃やす」

次に、この2つの出来事を並べてみましょう。

「大気中の二酸化炭素の量は、増える」

「人が化石燃料を燃やす」


この2つの出来事が同時に起こっている。

その相関を考えて、一つの文にまとめると、どうなりますか?
.
.
.
.
.

答えは、

「人間が化石燃料を燃やせば燃やすほど、大気中の二酸化炭素の量が増える」


という意味です。

先述の訳語から選ぶなら、

 4) ~につれて

です。

as の意味は、S+Vの相関関係で決める

このように、

2つの S+V(主節と従属節)を並べ、

同時に起きているイメージを持って、
相関関係を考えてください。


as の中のS+Vが 時間的な意味を持つなら、

5) ~している時


as の中のS+Vが理由なら、

6) ~だから、〜なので

です。


S+Vの関係が読み取れれば、
asの意味・訳語は覚える必要がありません。

逆に、いろんな意味に七変化、

何者にもなれる as なので、

覚えても意味ないな・・・と私自身は感じています。

▽英文の元記事はこちら(Encyclopædia Britannica, Inc. / Carbon Dioxide)

https://kids.britannica.com/kids/article/carbon-dioxide/603042



(終)