シャドーイングがうまくいかない
これまでご相談を受けた中でも、シャドーイングのお悩みは結構多いです。
英語のスキルアップを目指すとき、
シャドーイングに行き着く方は多いと思います。
実際、英語の4技能
listening、speaking、reading、writing
これら全てに効果があります。
けれども、
「やってみたけれど上手くいかない」
「課題の選び方がわからない」
「口が動かない」
などなど、結構な割合で、
「良いとはわかっているけど、できない」
という状況にある方が多いようです。
自己流だとつらい
うまくいかない1番の原因は、
一人では難しすぎる、ということでしょう。
やり方が合っていて、
効果を感じられたら、
伸びやすいですし、
最終的には身につくはずです。
でも、一人で始めるには
少しハードルが高いんですね。
この「入口」が肝心です。
シャドーイングは、
通訳者養成にも使われる高度な手法なので
そもそも難易度が高いですし、
なんの知識もなくいきなり始めるのは
難しく感じて当然です。
ただ、一つ知って頂きたいのは、
目的がTOEICのスコアアップであれば、
通訳レベルの学習は必要ない、ということです。
必要最小限の知識で、シンプルに
「速く読みたい」
「時間内に終わらせたい」
・・・という目的のために、
まず考えて頂きたいのは、
【やりかたをカンタンにする】
目的が試験対策であれば、
プロの通訳と同じことをする必要はありません。
ただ、絶対に効果があるので、
何かしら取り組んで頂きたい、
そのために、ハードルを下げて、
できるだけシンプルな方法で行って頂きたいと思います。
通訳レベルではない、
必要な部分を「いいとこ取り」した方法が良いのです。
初心者はこれは避けて!
シャドーイングは本当に効果があるので、
英語のスキルを高めたい方には
ぜひぜひ取り組んで欲しいのです。
だから、1回・2回試して
「これは無理だ・・・」と思ったら
とても勿体無い。。。
では、独学で、これから始める場合、
何を気をつけたらいいのか?
それは文章の難易度と、スピードです。
具体的には、
Part 2、3、4 はNGです。
特にPart 2は、
短いからやりやすいだろうと
感じるかもしれません。
でも・・・結構速いんです。
Part 3、4も同じく、
会話のスピードが速い。
しかも、長い。
リスニング力アップを兼ねて
Part2〜4を選ぶ人が多いのですが、
実際のところ難易度が高く、
挫折の素になります。
始めのうちは、Part 2〜Part 3ではなく、
Part 7の比較的やさしい文章から取り掛かってください。
Part 7 をおすすめする理由
Part 7 をおすすめする理由。
それはなんといっても、
・音声のスピードがゆっくり目
ということです。
ほとんどの参考書において、
Part7の音声はリスニング問題より遅いです。
Part3の音声の、
半分程度のスピードであることもあります。
発音もクリアです。
慣れれば
速く、難しい発音も
できるようになりますので
心配しないでください。
はじめは、
とにかく挫折しないこと、
続けられることが大事なので、
無理なく
ついていけるものを
選んで学習してください。