Part7 語彙・文法ができなくても700を超える

Part7は本当に稼ぎどころで、

「読めさえすれば」スコアアップする、ともいえます。

例えばPart5は、

知識を問う問題がほとんどで、

「知らないと解けない」

ことが多いんですよね。



語彙を知らないと解けない、

文法を理解していないと解けない、



そんな問題パターンが多い。

しかし・・・!

Part7は違います。

読めれば解ける。

これがどういうことなのかを、

ある女性のエピソードからお話しします。

Part5の正答率は3割、なのにスコアは700点以上

そう聞いて、信じる人と信じない人がいると思います。

信じない人は、Part5の方がPart7より簡単だ、

と思っているかもしれません。



でもそうではない実例があるんです。

ユヅキさんという女性です。

彼女は、

文法が”ちゃんと”していなかったんです。


高校時代、学校で学んだけれど、

「テストから逃げ続けていた」と言っていました。



ユヅキさんにPart5を解かせると、

だいたい「3割正解」が普通でした。

語彙力もそこまでなくて、

特に少し社会人寄りの単語になると

「うーん、頑張ろう・・・!」



という感じでした。

Part7で時々ある、株主などの会社がらみの単語です。


ですが、

その割にpart7がよくできた。


それは、何かというと、
「文脈を読む力」です。


もちろん、文法力があるほど、
英語を読むことは楽なのは決まっています。

でもそれ以外の力が、Part7の得点になることもある。

それを教えてくれたのがユヅキさんでした。


あまり深刻にならずに、さらさらっと解いていました。


文法の知識がなくても読める


それを一言でいうと「文脈」なのですが、

もう少し噛み砕くと、

単語と単語をつなぎ合わせて、文章の意味を汲み取る力、



とも言えると思うんです。


彼女については、少なくともそうでした。

だから、

Part7を極端に「難しいパート」と捉えるのではなく、



まずはPart5をある程度できるようになってから
Part7、長文に進もう、と思い込むのでもなく、



Part7ができるなら
そっちから伸ばして行こう!



という作戦は、大いに「アリ」だと思います。

「英語」とか「TOEIC」と一括りにすると
わかりづらくなってしまいますが、


「個性」からスコアアップを目指すことも

一案です。

紋切り型の手法で、

本来の能力を潰してはもったいないですから。



TOEICは、未来への架け橋になるものです。


だから、もしPart5”すら”できない、というような気持ちがあったら、


他にも方法があるよ!


ということを知って頂きたいなと思います。

いわゆる ” これさえやれば ” について思うこと

あまり小難しいことは言いたくないのですが、

A子ちゃんに必要なことが
B子ちゃんにも必要、ということは
多くのことに当てはまります。



ユヅキさんがすごくいい例だと思うのです。
彼女は、Part5から始めていたら、
おそらくトライしても挫折したでしょう。




一番は自分必要な手法を見つけることが早道です。
誰にでも「伸びやすいポイント」があるからです。


もし、「この本がきっといい!」「やる気が出る!」と思える参考書に出会えたら、それを信じでやり切る。

もし「この先生に出会えてよかった!」と思たら、その先生を信じでやり抜く。



そうやって、解決できることは幸せです。


よく書店でもネットでも、売れ筋ランキングが出ていますが、
上位の参考書で「悪いもの」はまずないでしょう。


英語のスクールなら、
最近はカウンセリング式、コーチング式の、生徒さん個人個人に寄り添ったサービスも増えています。

「これさえやれば大丈夫」は、内容にもよりますが、あなたが本当に必要あなたに合っているかどうかを見極めて選択できるといいかな、と思います。


語彙・文法だけがPart7を解く力ではない

ここで一番言いたいのは、

文法が完璧ではなくても700以上のスコアを取れるということです。

それはユヅキさんが証明です。


Part5が3割正解の人が、

Part7が得点しやすいとか、
全体のスコアが740とか、


想像できる人は少ないでしょう。



もう1つ、特殊といえば特殊なこと

シャドーイングが好きでした。

私が勧めたこともありますが、
毎日、仕事で遅くなって眠くても、シャドーイングをしていました。


約束の日に、課題を提出しないことがあって、

「うまくできなくてフテ寝してしまいました。」

と言ってくることもありました。


文法ができなくても全く落ち込まないのに、
シャドーイングは別だったようです。



得意・不得意を知ると英語力を引き出す


「みんながやっている勉強」ができない、それで成果が出ないからといって、諦めないで欲しい。

それが私の思いです。

そこで、馬鹿にしてはならないのが、「得意」を知ることです。
得意なことは伸ばしやすい。

現に、文法ができなくても、単語の不足があっても、スコアを伸ばす人は伸ばします。
もちろん、900、950の領域は甘くありません。でも、例えば苦手意識いっぱいの状態からスタートして、100点アップすると、「できる」感覚を得て、自分なりの「コツ」に気づくことができます。苦手が、そうでもなくなってきますし、その「コツ」がわかると、スイスイやりやすくなっていくのです。


英語の苦手意識が払拭できず、何をしたらいいのかわからない時は、とにかく好きなこと、やりたくないことを選別して、できるだけ嫌ではないものから取り掛かってください。

そして、その中から「これならできそう」とか「この問題はまぁまぁ解きやすい」と思えるものを拾って、そこからやります。

つい、できないことにフォーカスしてしまう人が多いですが、「できることを強化する」それで伸びる人はたくさんいますし、私の生徒さんはそこから克服していきます。


もし、今スコアに伸び悩んでいて、今までこのような考え方でTOEICを捉えていなかったら、試して見てくださいね。学習を積むこととは別のところから、突破口が見つかると思います。

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