TOEIC本番の戦闘力 〜9割が知らない短期記憶の力
今の学習の、何がいけないんだろう?
と、悩んでいたら・・・
“試験本番の戦闘力を上げる”
短期記憶について
解説します。
特に、
✅ リスニングが追いつかない
✅ 単語はわかるのに
理解できないことがある
・・・と感じている方は、
モヤモヤが晴れるはずです。
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試験スキルを上げる ”記憶機能”
「単語を知らないから
スコアが上がらない」
という考え方は、
ある時点で臨界点を迎えます。
スコアが上がると、
・知っている単語なのに解けない
・なぜかスラスラ理解できない
といったジレンマを、
感じるようになるからです。
(レベルアップ故の気づきなので、
必ずしも悪い事ではありません)
つまり、
TOEICのスコア = 知識量ではない
ということですが、
長期記憶、短期記憶を理解すると
これらを根本的に
解決することができます。
テストの要領がいい人
・英語をスイスイ身につける
・さらっと高得点を取る
そんな人に
会ったことが
あるかもしれません。
テストで軽々と良い点を
取っている(ように見える)人は、
おそらく
長期記憶と短期記憶を、
うまく使い分けています。
どういうことかというと、
長期記憶は、
英語力(知識・理解)
に直結し、
短期記憶は、
試験本番の戦闘力
に直結する
ということを、天然で理解していると考えられます。
↑
知識理解を強化し(長期記憶)
本番の戦闘力を上げれば (短期記憶)
うまくいくと思いませんか?
TOEICにおける短期記憶の重要性
TOEICのスコアが
伸び悩む時、
通常、Part3、4、7が
課題になります。
なぜこれらのPartが
難儀するか?
英語が長いからです。
リスニング音声が長い
リーディング問題が長い
短ければ
さほど悩まない。
長いだけで
ぐっとストレスを感じる・・・。
数日前の投稿にも書いたとおり、
短期記憶は、
会話や文章を、
読んだ瞬間に記憶します。
そして読み・聞いた内容を
頭の中にキープする。
キープするおかげで
意味を理解したり、
考えたりできます。
これが Part3、4、7と
どう関係があるか?
というと、
試験本番で、
・会話の前半を忘れる
・文章の文脈が頭に残らない
これらはまさに、
記憶をキープしていない
現象なのです。
英語が長いと、
全部覚えるのが大変だとしたら、
それは短期記憶に関係があります。
会話の内容を
覚えていなかったり
文脈がわからなければ、
スコアは上がりにくいので、
絶対乗り越えたいところです。
なぜ記憶を
キープできないのか?
short answer としては、
記憶するスペースが
ないからです。
・・・と聞いたら
拍子抜けするかもしれませんが、
スペースがないため、
新しい情報が入ってくると、
会話の前半が消され、
文章の記憶がまばらになるのです。
短期記憶は鍛えられる
記憶について知識がないと、
どうしようもなく
感じるかもしれませんが、
改善できるので
安心してください。
短期記憶は、
誰でもいつからでも
鍛えることができます。
今はスペースが
足りないとしても、
工夫すると余裕ができます。
テストの要領がいい人は
恐らくこれを
天然で理解しています。
短期記憶をうまく使うと、
多少知らない単語が出ても
文脈を把握できたり、
文章全体の理解があることで
問題を解くことができます。
言うなれば、
テスト勉強が不十分でも、アラを埋められる
のです。
また、
全体像を把握すると
思考にも余裕があり、
問題を解く
ゆとりも増えます。
全体像が見える。
思考に余裕がある。
・・・とすれば、
同じ知識量でも、スコアが高くなること思いませんか?
あるいは、少ない知識でも、成績が良いことも
有り得るかもしれません。
(というか、大アリです)
鍛えるメリットはTOEIC以上
✅ リスニングが追いつかない
✅ 単語はわかるのに
理解できないことがある
こうしたことは、
長い英語
での発生率が高く、
また、700、800、900と
スコアを上げるほど、解消する必要があります。
で、これって、TOEIC以上のメリットがあります。
勘の良いあなたは
気づいていらっしゃるかもしれません。
これは、
あなたの英語が、
日本語レベルに流暢になる
ポイントでもあるのです。
どういうことかというと、
たとえば、
日本語だったら
1センテンス聞き逃しても、
全体が全くわかることはありません。
お皿を洗いながら、テレビを見ることも、日本語ならカンタンです。
全体がわかって、アラを埋める余裕があるからです。
その根本は、短期記憶が
優雅に働いているからなので・・・
短期記憶をうまく使えるようになると、
あなたも
お皿を洗いながら
英語のドラマを見れる瞬間に
一歩近づくということです。
今すぐできること
最後に、
明後日はTOEIC試験だ!
今すぐ、
記憶の余裕がほしい!
思考の余裕が欲しい!
・・・という場合の対処法を、
最後にお伝えします。
それは、
自分のペースで解くことです。
焦らない。
問題を読む時に、
ゆっくり時間をかけると、
記憶の余裕ができるので、
焦らずゆっくり
しっかり解くことが
最善策です。
逆に、急いで
できるだけたくさん
解こうとすると
精度が落ち、
解ける問題も
落としてしまいます。
慌てないように
注意しましょう。
(ただし、この対処法はリーディングのみ有効です)
根本的に鍛えたい時
日本語レベルに
短期記憶を使うにはどうしたらいいか?
ここまで読んだあなたは、
そんな疑問をお持ちかもしれません。
本番の戦闘力、上げたいですよね!
・・・が、
この記事はすでに
2000字を超えていますので、
また別の記事に
まとめたいと思います。
ここまでお読みいただき
ありがとうございます!