[TOEIC脱塗り絵 #3] Part5を あなたの個性から伸ばす
このブログは、Part7がテーマなので
Part5の話をすると、ちょっと脇道にそれてしまうのですが・・・
Part7の時間を作るため、
Part7で疲れない・体力を残しておくためには、
Part5もPart6も楽に解けた方が良い!
ということで、
脱塗り絵の1つの策として、Part5のお話です。
1つだけご注意頂きたいのですが、
「一人で取り組んでいる」場合、
を前提にしています。
先生に習っていたり、TOEICスクールに通っていたら、
そちらの方針を優先してくださいね。
ここでのお話を持ち込んだら、怒られたり反論されたりしてしまうかもしれません・・・。
さて、
Part5は、
短い問題だから、
一見簡単そうに見える・・・けど、
一筋縄では行かないものです。
そんなPart5の攻略について、
大きく2つのタイプから取り組み方をご紹介します。
■概要■
1.Part5にはこんな問題が出る(概要)
2.2つのタイプのうち、あなたはどちら?
3.タイプ1:暗記が苦手
4.タイプ2:考える英文法が苦手
5. 個性から学習を考えると、身につきやすく、継続しやすい
Part5にはこんな問題が出る
ひと口にPart5と言っても、
制覇しようとすると範囲が広くて途方に暮れる、
ということがあるかもしれません。
漠然と、範囲が広いことに圧倒されていると
手につくものもつかないので・・・
Part5はどんな問題が出るのかを
簡単に整理してみましょう。
大まかな全体像としては、
語彙・英文法が、穴埋め形式で出題されます。
もし英文法をマスターしていれば、
TOEICに特化した語彙を増やせば良いのですが、
英文法をマスターできている人は多くありません。
それを踏まえて、ですが、
取り組む前に、Part5に出題される英文法はけっこう偏りがあることを認識しましょう。
高校のグラマーの教科書を思い出してください。
5文型から始まって、助動詞、関係代名詞、仮定法・・・、網羅するのは大変です。
一方、Part5に出題される文法は、傾向として、高校の英文法より範囲が狭いのです。
そう、よく出る問題に偏りがあるんです。
言い換えると、TOEICで「よく出る」文法を抑えるべき!なんですね。
問われるのは、主に、
・語彙
・品詞
・動詞
・前置詞
・接続詞
・代名詞
・関係詞
です。
語彙を除くと、その後の2つ、品詞と動詞の問題が多い。
品詞の区別と、動詞の使われ方です。
実際、この2つに集中的に取り組むだけでスコアは上がります。
つまり、もし、ですね、
「Part5のために高校英文法を総ざらいしよう!」
と言う発想があるとしたら、若干非効率です。
もちろん、ぜんぶ身についているに越したことはありません。
そうではなくて、
今、文法が完璧ではない状態にあって、
限られた時間で、Part5をなんとかしたい。
そうした状況にあったら、まずは頻出の、これらに集中して対策をするのが◎です。
・語彙
・品詞
・動詞
・前置詞
・接続詞
・代名詞
・関係詞
とはいえ!!
いくら傾向があるとしても、ぜんぶをいっぺんにやっつけて満点を目指すとなると、結構な根性が必要です。
以降は取り組み方ですが、
「1問でも正解を増やしたい」
なら、
まずは、できる感覚=得意を増やして、自信をつけていくと良いでしょう。
自信がつくと、それだけでスキルアップしますから。
Part5で、その「得意」をどう見つけるかというと、次の2つのうち、どちらのタイプか?から判断すると良いと思います。
タイプ1:暗記が苦手
タイプ2:考える英文法が苦手
あなたはどちらですか?
ほんの少しの時間をとって考えてみてください。
2.あなたはどちら?
“どちらかというと” の軽い感覚でも良いので、あなたは2つのタイプのどちらか、今、頭の中で決めてみてください。
「知識が足りなくて
なかなかスコアが上がらないんだよなぁ」
・・・このタイプは暗記が苦手な方ですね。(※ちなみに私は暗記学習できません)
「関係詞や、正しい文法の判断が必要な
理屈を考えて選ぶ問題がイヤな感じなんだよなぁ」
・・・こちらのタイプは、英文法そのものに拒絶反応を持っているのかもしれません。
いくら理路整然と理屈を聞かされてもダメなものはダメ!
だとしたら、Part5の中でも理屈が必要ないことから取り掛かりましょう。
3.タイプ1:暗記が苦手
暗記が苦手な方は、語彙を増やす学習が苦痛だと思います。
苦痛を感じると、脳にも心にも毒なので、暗記のことはいったん忘れましょう。
英語はどうしても暗記が多いのですが、暗記が苦手でも
「わかりやすく説明してもらうと、
納得できて頭に入る!」
という人は多いんです。
「納得できると、問題も解ける」
そういうことなんですよね。
そんなあなたには(!)Part5頻出問題の中でも、次の問題に集中して自信をつけて頂きたいです。
[ 何をするか ]
・品詞
・動詞
・代名詞
・関係詞
TOEIC用の文法の問題集や、Part5対策の書籍を見ると、カテゴリー分けされているものが多いと思います。
あなたの手持ちの参考書で、Part5に特化したものがあれば、
(もちろん問題集の1部でも構いません)
品詞、動詞、代名詞、関係詞の問題から手をつけてください。
はじめに、この4つをコンプリートするまで、そのほかの問題は、手をつけず、飛ばしておきましょう。
ここでは込み入った話は省きますが、
「できる問題」が増えると、総合力が上がります。
品詞、動詞、代名詞、関係詞を
理解する。
ここから始めてください。
そして、ひととおり「理解」できたら、あとは問題を解いて、マル・バツをつける。
マル・バツをつけると、理解が深まり、定着します。
同じ問題を何度やってもOKです。
(手持ちの問題集で、2回満点を取れたら別の本に進みましょう)
4.タイプ2:”考える” 英文法が苦手
「もうなんか、
理屈をいろいろ説明されても、
思考停止状態で、
ぜんぜん頭に入らないんですよね・・・。」
あれがこうで
これがああで・・・と
ごちゃごちゃ考え始めると、考えること自体が億劫になってしまう、
とか、
重度になると、英語アレルギーを発症して、どんな説明も頭に入ってこない、なんてこともあるかもしれません。
・・・考える必要のない学習は、
暗記です。
私の知人で、
携帯電話の番号を聞くと、
一度で覚えるという
驚異の暗記力を持つ人がいますが ^ ^;
「覚える回路」って
それぞれの人に備わっていると思います。
そして、暗記ができると、英語では強力なアドバンテージになります。
英語の理屈を拒絶してしまう場合は、Part5の頻出問題の中でも、次の項目に取り組むことをおすすめします。
[ 何をするか ]
・語彙
・前置詞
・接続詞
使用する参考書ですが、
語彙は、単語帳。
できるだけ「好き」と感じられるもので、TOEIC専用でレベル別がおすすめです。
前置詞、接続詞は、Part5対策の問題集を使います。
特に、前置詞と接続詞の問題は、TOEIC独特の出題パターンがあります。そして、問題に使われる語彙もビジネス寄りのものが多い。
問題文を、文章ごと覚えてください。(短いですしね)
例えば、接続詞:since。
「〜以来、〜なので」
という意味があります。
これを使った文章をまるごと覚えます。
The restaurant is crowded with a lot of office workers during lunch hours, since it is located next to a big office building.
「そのレストランは、大きなオフィスビルの隣にあるので、ランチタイムは多くの会社員で混雑しています。」
文章で覚えると、sinceの語感が強化されるだけでなく、TOEICの問題そのものに慣れることができます。
Part5対策の参考書を使って、前置詞・接続詞の語感を高めながら意味を落とし込んでいく。・・・問題傾向や、語彙の使われ方も身につくので、手軽でお勧めです。
5. 個性から学習を考えると、身につきやすく、継続しやすい
これはPart5以外の、英語学習全般に言えることですが、個性から取り組み方を考えると、身につきやすく、継続しやすいと考えます。
あなたが今、
独学で取り組んでいるとしたら、
自分の好き嫌いや、
やりたくないこと、できること、
苦手なことや、得意なことに、目を向けてみてください。
そこから取り組みを変えると、可能性がぐんと広がりますよ。