[時事英語] ツイッターがスレッズを訴える?

〜長い文が苦手な方向けの解説をします〜

ポイントは、基本単語からブレないこと。

元記事▶️ 70 million sign-ups in less than 48 hours (Forbes)


メタの新しいSNS、
スレッズ Threads が

7月6日にリリースされました。

48時間で7000万人が
登録したとのこと、

勢いがすごいですね。


今日は、そんなThreadsに対し、

Twitterが 提訴する、という記事から。

こちらの文を
読んでいきます。

On Wednesday, an attorney representing Twitter sent Meta CEO Mark Zuckerberg a letter that accused the company of trade secret theft through the hiring of former Twitter employees.


ちょっと長いですね。

どんなふうに読みましたか?


・なんとなくわかる

・なんとなくわかっても
 理解が違うことがある


そんな感覚なら、

単語を知らないとか、
文法が苦手以外に

原因があるかもしれません。


今日は、

どのように読むと
間違えないのか?

英語の語順で読みつつ、
ブレずに意味をとる


私の頭の中の動きを
できるだけ言語化します。

読解に迷いがある方は、
ぜひ取り入れてください。

語彙など

知っている単語
ばかりだとは思いますが、

念の為ざっと目を
通してください。

特に accuse A of B の “型” が大切です。

・attorney:弁護士

・represent:代理人を務める

・Twitter:ツイッター社

・Meta:メタ社

・Mark Zuckerberg:マーク・ザッカーバーグ CEO

・accuse A of B :AをBのことで訴える、責める

・trade secret:企業機密

・theft:盗み、窃盗

・hire:雇う

・former Twitter employee:元ツイッター社員

(再掲)
On Wednesday, an attorney representing Twitter sent Meta CEO Mark Zuckerberg a letter that accused the company of trade secret theft through the hiring of former Twitter employees.

なるべくゆっくり読みましょう

解説に入る前に、

長い文が苦手な方に
お伝えしたいことがあります。

それは、

ゆっくり、
丁寧に読んでください。

・・・ということです。



なぜ、ゆっくり読んだ方がいいかというと、


単語の雰囲気で読んで、
文の意味があいまいになる・・・

読めたと思っても
意味が違っていた・・・


こういったことが多い場合、

文として読むのではなく、

単語で意味を取ろうとしている
可能性大


だからです。


単語を頼りに読むと、

単語の意味の
組み合わせ方によって

文章の理解が変わってしまいます。

つまり
読解力が上がらず、

「わかるようでわからない」状態

から抜けられません。

単語の雰囲気で読むくせ


が付いている(かも)と感じたら
気をつけてください。


TOEICは、
ひっかけ問題が
大好きですので、

間違った解釈に

誘導されやすくなります。

間違いに誘導されるなんて、嫌ですよね。


単語の雰囲気に頼っていたら、
読む意識をすこしずつ
変えていきましょう。



では次に、読み方です。

センテンス解説

大枠は、

An attorney sent Zuckerberg a letter. です。

「弁護士はザッカーバーグに
 レターを送った」

これを念頭に
進んでください。



弁護士は、
ザッカーバーグに

どんなレターを
送ったのでしょうか?


On Wednesday, an attorney representing Twitter sent Meta CEO Mark Zuckerberg a letter that accused the company of trade secret theft through the hiring of former Twitter employees.


文頭から見ていきます。

On Wednesday, 
 水曜日、

an attorney representing Twitter 
 Twitterの弁護士が

sent
 送った


Meta CEO Mark Zuckerberg
 MetaのCEO
 ザッカーバーグに

a letter
 レターを。

.
.
.
ここまで明確に
把握できましたか?

(できてたらOK!)

◆◆ プチ解説 ◆◆
send 人 + 物 :人 に 物 を送る

「誰に」「何を」を
はっきり意識しましょう。

すると、ストレートに
意味が頭に入ります。

send は簡単な単語ですが、
ふわっと読むと
「誰に何を」を見落とします。

「誰に何を」がわからなければ
当然、文の意味が曖昧になります。

ふわっと読まないように注意です。

続きは、

accuse の型

にはめて読んでください。

・accuse A of B :AをBのことで訴える、責める



手紙の内容です。

(a letter) that accused the company of trade secret theft 

 その会社 (Meta) が
 企業機密をぬすんだと
 訴える(手紙)


through the hiring of former Twitter employees.

 Twitterの元社員を
 雇うことで。


以上、部分的に意味を確認しました。

次にもう一度
全体を通して読んで、

意味がはっきり取れるか
確認してください。

On Wednesday, an attorney representing Twitter sent Meta CEO Mark Zuckerberg a letter that accused the company of trade secret theft through the hiring of former Twitter employees.


trade secret は

初めて出会う語かも
しれませんが、

事情を知っていたら、
theft(盗み)で
ピンとくるはずです。


企業が秘密を盗む、

といえば、

大体なんのことか
想像できますね。

今日のポイント

私のスマホで見ると、
今日のセンテンスは4行分です。

4行あると、それだけで

ストレスを感じる方が
多いと思いますが、

ポイントとなったのは、

send + 人 + 物

accuse A of B

この型からブレずに
読めるかどうかです。

特に send は
中学レベルにも関わらず、

長文に紛れると
読み取りがぼやけてしまう
方も多い。


つまり、

「単語の意味を意味を知っている」

ことと、

「文の読み取りができる」

ことは、

違うんですね。


もし、「自分に当てはまるかも」と感じたら、

基本単語のはたらきを、
正確におさえることから

意識していきましょう。

TOEICの長文は、
ほとんど基本単語で構成されています。

すこし意識を向ける先を変えて、

長い文を読むことに
慣れていきましょう。

余談)
ちなみに、 theft(盗み)は、thief(泥棒=盗む人)とセットで覚えるのですよ!