TOEICは疲れる
TOEICは120分のテストです。
120分で、リスニング100問、リーディング100問を解く。
初めて受けたとき、
「量が多すぎる!」「疲れすぎる!!」と思いました・・・
試験対策をせずに丸腰で受験したので、
TOEIC独特の形式は初めてだったし、
何より、前半の、
リスニング100問でお腹いっぱい
になってしまいました・・・!
リーディングが始まる頃には、
「もう帰りたい」と思いました。
まず、リスニング45分間集中し、
「一言一句逃すまい」と英語の音声に耳を傾け、
同時に問題文を読み、
ゆっくり考える間もなく次の問題が流れてきて、
それはもう忙しくてびっくりしました。
そして、リスニングで疲れた後にリーディング100問です。
辛すぎる・・・
とはいえ!
初受験をした当時は大学生、就職活動中で、
履歴書にプラスになるスコアが欲しかった。
周りも当然のようにTOEICを受験しているし、受けるしかない。
そんな思いで一応履歴書に書ける程度のスコアをとったわけですが、
今となっては懐かしい思い出です。
なぜ、疲れるのか
TOEICはなぜ疲れるのか。
例えば、好きな漫画を集中して何冊も読めたり、90分の映画を最初から最後まで思いっきり楽しめたりしますよね?
娯楽でなくても、仕事の資料を読んだり書いたりして、あっという間に2時間経つことがありますよね?
何にしても、2時間集中するって、実際はそんなに大変なことではないはずです。
ではなぜTOEICは疲れるのか?
それは、英語を日本語に変換し続けているからだとわかったのです。
英語を聞いて、「なんて言っているんだろう?」と日本語に置き換え、
問題文を日本語に直して、理解して、正解を探す。
リーディングも同じです。
英文を読んで、日本語に置き換えて理解して、時間に追われながら正解を探す。
つまり、2時間、翻訳し続けているんですよね。
そりゃぁ、疲れるわけです・・・
同時通訳でも15分で交代する
よくテレビの会見などで、同時通訳が入っている場面がありますよね。
あの、同時通訳の方って15分〜20分位で交代するんです。
友人に、帰国子女で同時通訳経験者がいますが、15分以上になるとぐったり疲れると言っていました。それだけ、2つの言語を頭の中で変換するのはエネルギーを使うということですよね。
だから、帰国子女でもない、純粋な日本人が2時間翻訳し続け、さらに問題を解くという作業は、結構なエネルギー量を使うはずです。むしろ、2時間全力でやり切る、その頑張りを褒めてあげたいですよね・・・ ^ ^
疲れないTOEICの解き方
ということで、どうしたら疲れないか?というと、答えは単純で、脳内翻訳を止めることです。英語を英語のまま聞き、読めば良いのです。・・・というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、そうではなくて、その方法を、ほとんどの日本の学校で教えていない。ほとんどの人が教わっていないだけなのです。中学、高校6年使っても、よほど特殊な努力をしない限りできない仕組みになっています。
でなければ、巷で”英語脳”の本があんなに売れているわけがありません。
(英語脳:英語を英語のまま理解し、使うこと)
・・・この先はまた別の記事で。