「覚えていられない」=「英語力が足りない」と、おおざっぱに捉えている人が多いのですが、

実は、英語力アップに避けては通れない、

重要な課題

です。


読んだ内容を忘れてしまう、
原因と解決法について
ページを分けてお伝えしています。

1回目の記事はこちら

放置すると
英語力全部が上がらない

読んだ内容を忘れてしまう。


先述の通り、
実は、英語力アップのために
非常に大事な課題です。

なぜなら、

放置すると、
LもRもスコアが頭打ちになる


からです。


具体的に
どのような影響があるか、
みていきましょう。

TOEICに与える悪影響 (1)
リーディング

「忘れてしまう」状態を
放置し、改善しない場合、

具体的には
次のようなデメリットが
あります。

・読んだ文を忘れる
  

・長文の文脈が追えない
  ↓

・設問の根拠を探せない


結果、文章の意味がわからず、
答えを選べない・・・


言うまでもありませんが、

話の流れがつかめないと
正しい答えを選ぶのは大変です。

特に、Part6の接続詞や、

Part7の次の設問が苦手ではありませんか?

・what is suggested 〜?

・what is indicated 〜?

・most likely 〜?

・予定変更を含む文章

・計算問題(金額等を問われるもの)

TOEICに与える悪影響 (2)
リスニングの聞き取り

読んだ文章を「忘れる」のは、
リスニングにも
マイナスの影響があります。


リスニングは、
文章を音で聞くことですから、

会話の文脈を追う点で、

頭の中では同じことが起きています。

読んで理解できない文は、
聞いて理解することができません。

また、発音の聞き分けが必要なので、
さらに負荷がプラスされ、
記憶にとどめにくくなります。

さらに、

TOIECのリスニング問題は、

場面を想像できるかどうかが
スコアを左右します。

スーパーなのか、
会議なのか、
カスタマーサービスの電話なのか・・・

場所、人間関係をさぐりながら、

順序立てて
聞き取る必要があります。


リスニング問題を解きながら、

「今の単語、なんて言ったのかな?」

「速くて意味理解が追いつかない」


こんなふうに
頭の中が忙しいと、


場面を想像するどころか、
聞きとれない原因になります。

TOEICに与える悪影響 (3)
リスニングの先読み

Part3、Part4では
先読みが大切ですよね。

ですが、

せっかく先読みしても、

忘れると
先読みの意味が
なくなってしまいます。


また、

そのせいで焦り、
頭の中が真っ白になってしまう人もいます。

先読みしたことを忘れない。

音声を聞きながら
会話内容と状況を判断していく。


そのためには、
目にする、耳にする英語どちらも

記憶に留める
必要があります。


早くスコアを上げたいなら、
早く「忘れる」対策を始めたいところです。

実際のビジネスの場でも・・・

影響はTOEICのみならず、
実際のビジネスの場にもあります。

仕事で英会話をしたり、
海外とミーティングをすると、

会話の後、疲労がすごいですよね。


日本語の会議でも疲れるのに、

英語だと、
疲労が30倍に感じる、
なんてこともあると思います。

これも実は、
瞬間的な記憶力が関係しています。

TOEICの話からズレるので
詳しく述べませんが、

経験がある方には
感覚で分かっていただけるのでは
ないでしょうか。


英語の会議がストレスに感じる方は、
記憶力を高めましょう。

会話の流れを把握する、その場の記憶力です。

どうしたら解消できるの?

そういうわけで、

リーディングで「忘れる」現象は

実際のところ、
広く英語力に関係があります。


英語力を上げるために

ぜひ克服したいですよね。


次回は、


なぜ、

この現象が起きるのか?
解消されないままなのか?


どうすれば解決できるのか?


・・・についてお話しします。