なぜ疲れるのか?

2時間の試験なので、
疲労を感じるのはある意味当然なのですが、

実は、それほど疲れない人もいます。

ここでは、


疲れやすい人と、疲れにくい人の違い

から紐解いていきます。

あなたも「疲れにくい人」になってくださいね!

なぜ疲れるのか

ずばり、その答えは


「頭の中で、日本語に変換しまくっているから!」

です。


すこし詳しく説明します。

英文を読んで、必要以上に体力を消耗してしまう。

単純化すると、

英文を読む →日本語に置き換えて理解する → 問題を解く

↑このような図式になりますが、
実際は、英語と日本語を、激しく行き来しているはずです。

つねに英語 ⇄ 日本語 に置き換え続けると、
試験時間の間ずっと、翻訳作業をしていることになるんです。

これって、プロだって大変なんですよ。

同時通訳は15分で交代する

日本語と英語を行き来する、最たる作業は、

同時通訳

といえるでしょう。

通訳者のレベルだと、
英語でコミュニケーションをとるにも、
日本語でコミュニケーションをとるにも、

自身で読んだり書いたり会話したりすることは
どちらの言語でもそれほど負担はないはずです。


が、日本語と英語の間にはさまって、
正確に訳すのは、とても大変なんです。
もちろん集中力も必要です。

それで、およそ15分程度で交代し、
複数の通訳者が入れ替わりながら進めていくんですね。


英語を日本語に置き換える作業は、それほど負担がかかるものなのです。

負担がかかって、疲れれば、集中力も落ちて当然ですよね。

疲れずに、集中を保つには?

根本的解決は、英語を訳さずに理解できるようになることです。


文章なら、左から右に向かって、読んだ順に理解する。

リスニングなら、聞いた順に、日本語に直さずに理解する。

それができたら理想的だけど・・・
と難しそうに思うかもしれませんが、

日本語に「置き換える」癖を取るのは案外簡単です。


あとは、時間をかけて読むとやっぱり疲れてしまうので、
スピードを上げてスラスラ読めるようになると良いですね。

・癖を取る
・スピードを上げる


この2段階で、英語のまま理解するスキルを上げていきます。

結果として、ストレスフリーで英文が読める様になるので、
試験対策のみならず、仕事や趣味にも英語をどんどん活用できるようになります。



・・・個人的には、その癖が着く前に、
(つまり、中学・高校で癖を染み込ませる前に)

「置き換えない」読み方、聞き方を身につけられると良いな・・・と思います。

一度ついた癖を取るのは大変です。

まだ若い10代のお子さんがいらっしゃる方には、ぜひ日本語に置き換える癖がつく前に、英語のまま理解する癖を身に付ける学習を勧めていただきたいですね。