日本語だと
忘れないのに、なぜ

英語だと忘れてしまうのか?


読んだ内容を忘れるのは
原因があって、


一言で言うと頭の中が
忙しいから。


一生懸命考えているから

です。



前回の記事はこちら

意味を考える”余裕がない”

日本語なら、


主語がどうとか、
分詞がどうとか、

この単語どういう意味だっけ?


・・・などと、
文法や、言葉の意味を
細かく確認しなくても、

文章として読めますよね。


それが、外国語になると、

習得するまでは、

単語や文法を
無意識に使うことができません。


1つ1つのセンテンスを確認し、

単語やイディオムを
記憶から引っ張り出し、

ときに、
日本語に和訳し・・・


勉強したことを
思い出しながら、

頭の中のデータを
あれこれ引っ張り出して、

読み進めることになります。


この時、

考えること・思い出すことが
多ければ多いほど、

頭の中は忙しく、

余裕がなくなります。


文章が長かったり、
難しい内容だと、

文脈を整理しながら読めなくなります。


この

「頭の中の忙しさ」を
なんとかしないと、

英語力が突き抜けません。

なぜなら、

まさにこの
忙しい、余裕のない状態が

記憶する余裕がない

ということなのです。

記憶には限界がある

脳のはたらきは、
パソコンに似ています。


パソコンで、

一度にいろんなことをすると
動きが遅くなりますよね。


それは、
パソコンが一生懸命

一度にたくさんの仕事を
終わらせようと

頑張っているからです。


この時、

仕事が多ければ多いほど
余裕がなくなります。


英文を読む時、


「この単語はどう言う意味だっけ?」

「この関係代名詞は・・・」

「この to の意味は・・・」

このように考えたり、
知識を引っ張り出し続けると、


文章としての意味を
考える余裕がなくなります。

語彙や文法といった、

文以前の要素

コンピューターが
取り組んでいるからです。


いわば、

「検索」に忙しくて、
文脈理解に手が回らない状態です。

忙しくない状態を目指そう

一方、

これが日本語になると、


語彙や文法は
わかっていますから、

意味をくみとることだけに

コンピューターを

使うことができます。


言い換えると、
「意味理解」に集中できるのです。

忙しい=検索でいっぱいいっぱい
    記憶の余地がない

余裕がある=意味理解に集中

ここで、
お気づきかと思いますが、

余裕がある=検索が少ない

ということなんですね。

もしくは、

コンピューターの
メモリを増やすと、

楽になります。

いずれにしても、

検索で頭を占領しない

ことがポイントになります。


検索でいっぱいいっぱいでなければ、

フル稼働せず、
余裕をもって作業ができます。


そして脳も、
この”メモリ”を増やすことができます。

つまり、


・検索回数を減らす
・メモリを増やす


この視点で取り組めば、

読んだ文を忘れることが
なくなっていきます。

*具体的な解決方法については、後日解説します。