「やらなきゃいけないのはわかっているけど、気持ちが乗らないな・・・」
「今日も英語の時間を作れなかったな・・・」
そんな時は、軽くて、ちょっとタメになる動画を見ましょう。
「軽くて、ちょっとタメになる」これがいいのは、お勉強というより、テレビを見る感覚に似ているからです。もちろん、TOEIC対策や英文法、発音の動画もたくさんありますし、それを見る元気があれば見ても良いでしょう。
でも、腰が重い時は、「お勉強」に対して、気持ちが後ろ向きになったりしませんか?真面目な人ほど、ノートやペンを用意したり、ちゃんと机に向かったり、していると思うのです。
ここで紹介するのはTED-Edという、動画のチャンネルです。
(日本のEテレのようなものです)
ソファやベッドにごろんと寝転んで、リラックスして見るような内容です。
トリビアも豊富なので、次の日に誰かに話したくなったり、会話がいつもより楽しくなるかもしれません。
気休めのように見る動画も、たまにはおすすめです。
※気休めでもいいの?!という疑問には、最後にお答えします。
おすすめの見方
日本語字幕をオンにして、動画を見ます。(ナレーションは英語)
アニメーションがとてもわかりやすいので、日本語字幕とあわせると、通常のリスニングよりかなり内容が理解できるはずです。「けっこう聞き取れる!」っていう感覚が◎です。
もし、一度見て、ちょっとやる気がでたら、英語字幕でもう一度見てみましょう。
より単語が聞き取れるし、英語で理解する感覚も身についていきます。
では、動画をいくつかご紹介していきます!
A brie(f) history of cheese (5分33秒)
チーズの歴史を、サクッと5分半で知ることができます。
チーズって、今から1万年前に作り始めたんですね。
フランス、イタリア、スイスなどのチーズが有名だと思いますが、もともとは中東の三角地帯が発祥だそうです。チーズがどんなふうに歴史や文化と関わってきたのか、や、なぜスイスチーズが発達したのか、などもよくわかりますよ!
ワインを飲む時など、会話にプラスするのも良いかも。(こんな話、聞きたいです)
How to make a mummy (4分45秒)
こちらはミイラの作り方。
エジプトの博物館で、音声ガイドを聞いたらこんな感じではないでしょうか。視聴中、ちょっとした旅行気分になりました。
古代エジプトの知識や技術ってすごいですね。動画中、ミイラにするために頭に樹脂を流し込むのですが、この頃の樹脂ってどんなものだったんでしょう?日本の漆と同じようなものでしょうか?
The torturous history of the treadmill (4分10秒)
ジムにあるランニングマシン、もともとはイギリスの受刑者への罰として開発されたそうです。
確かに走っても走っても前に進めない、単調で拷問的のようにも見えます・・・。そして、このきっかけとなったのが、チャールズ・ディケンズなどの有名人などの活動だったそうですよ。現在のポピュラーな地位を獲得するまでの、ランニングマシンの過去を知ることができます。
How to unboil an egg (4分10秒)
ゆで卵を、元に戻す方法・・・本当かどうか、実験を見てみたいです。ちなみに目玉焼きは戻らないそうです。
Why is this painting so captivating? (4分33秒)
動画の邦題は、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女が名作である訳」となっています。日本でも人気のある、有名な一枚ですね。
動画ではフェルメールの描き方を解説しながら、最後に “we are reminded of Vermeer’s power as an illusion maker.” とまとめます。(*Vermeer:フェルメール)
気休めでもいい理由
動画は独断と偏見で選びましたが、興味を持てそうなものはありましたか?TED-Edにはたくさんの動画があるので、ご自身の興味や趣味に近いものを探してみてください。
【 TED-Ed 】
https://www.youtube.com/channel/UCsooa4yRKGN_zEE8iknghZA
さて、「気休めでもいいの?」という質問にお答えします。
答えはもちろんYesですが、その理由は、
・継続
・メンタル
この2つを維持するためです。
継続は、一番大事で、特に、中断すると1日、1週間、1ヶ月・・・簡単に過ぎてしまいます。たとえばそれまでに、1ヶ月集中して頑張ったとしましょう。そのあと2週間、4週間何もしなかったら、手に入れたものを失ってしまいます。一度中断すると、何もしない期間が長くなりやすいので、それを防ぐために簡単にできることでも、何かしらインプットする、ということが大事です。
メンタルに関しては、別の言い方をすると、自分に対する信用残高を落とすことになるのです。続けられない→スキルが上がらないことに悩み続けると、それがふくらんで「どうせできない」レッテルを自分に対して貼ってしまいます。この状態だと、モチベーションを高く持つことも難しく、取り組みも中途半端になり、結果も出にくくなります。
本来の英語のスキルとは別の理由ですが、「英語ができない」思い込みにも繋がりやすくなります。
ちなみに、すこし厳しい言い方をすると・・・、
気休めでもいいか?という質問が出るのは、習慣化ができていない証拠でもあります。毎日継続する習慣ができていて、もしできない日があっても別の日に埋め合わせができる人は、こうしたことを聞いてきません。(いくら自己管理ができる人でも、生きていれば色々ありますから、できない日があるのは当然です)
自分に必要なことは何か、取り組み方は間違っていないか、そうした質問が中心になります。やるべきことを知ったら「やるだけ」だから、ですね。
「気休めでもいいの?」と、一瞬喜んでしまったら、今、自分がどのステージにいるかをちょっと感じてみてください。それで、「これから習慣を作るんだな」と思えたら、前向きに「気休め」をしていきましょう。今、日常にインプットされていないことは、徐々に慣れていけば良いのです。
・継続 →スキルを伸ばし続けます
・メンタル →心を良い状態に保つことは大事です
あんまり「気休め」というと意味がなさそうに聞こえてしまいますが、TED-Edはとてもいい動画です。シナリオもアニメーションもしっかり作られていて、素人のYouTubeよりずっと良質です。
スキル面では、リスニング、語彙、英語の語順の理解が深まりますので、ただ見るだけでも必ず「ため」になります。
嫌だな〜と思う時に、
「これならやってもいいかな、たった5分だし。
ソファでゆったり見ればいいし。」
こんな気楽さで、動画を見てもらえるといいな、と思ってこのページを作成しました。