こんにちは。わかばです。

私はふだん、TOEIC®︎を中心とした英語学習法、試験対策を教えています。

このページでは、私が英語を教えることについて、どのような思いで向き合っているのか、自己紹介がわりにお伝えしたいと思います。

センター試験はできたのに、TOEICはズタボロ。

ある人が、こんなことを口にしました。(センター試験は、現在の「大学入学共通テスト」です。)


高校生の時は、人並みに英語ができると思っていた。

なのに、社会人になってTOEIC®︎を受験したらズタボロだった。

試験の途中で、ほぼ投げ出した・・・。


もうTOEICは、”いい”



TOEICは、挑戦する気も起こらない、そう感じたそうです。

この方と同じような経験をされている方、けっこう多いと思います。


なぜ、センター試験で良い結果を得られたのに、
TOEICはうまくいかないのか?

それは、ずばり、日本の英語教育は一般に、
受験目的だからです。


教育カリキュラムも
受験のために作られています。

結果として、
日本の学生は、

日本の事情に合わせた
英語教育を受けています。

そんな受験英語とTOEICとは、まったく性質が違います。


そのため、
TOEICのために
イチから英語の勉強を
やり直す大人が
大勢います。


たとえば苦手な方が多いPart7。


文章の内容は、新聞記事、求人や転職、地域のイベントのお知らせ・・・

よくある日常の風景ですよね。


専門的な知識は必要なく、
哲学的な要素も洞察力も不要。


リアルな日常です。


基礎的なルールである、
文法がわかれば、

語彙を足すだけで
理解できるはずです。


が、難しい。

TOEIC®︎の特徴はまさにここにあります。


日本語で書いてあれば、
誰でも理解できるはずの英文を

うまく読みこなせない。


もどかしい現実があります。


この現実について、
あなたはどう思いますか?


「センター試験はそれなりにできたのに、TOEICはズタボロだった」

私の知人はそう言いました。

挫折感はかなり大きかったようです。



ここでちょっと
立ち止まって頂きたいのです。

センター試験は、(現在の大学入学共通テスト

日本の学力のひとつの
スタンダードです。

センター試験でそれなりにできたのに、

TOEICがズタボロって、、、考えてみると、ちょっと変じゃありませんか

だって、国が定める
英語力を測るテストですよ?


高校英語を一通りやったら、

「ズタボロ」なんておかしな話です。

もちろん「ズタボロ」も、個人の感覚に差があるとは思いますが・・・


ちなみに、その「ある人」とは、


センター試験では9割得点、
国立大学に進学していて、

初TOEICのスコアは400点代だったそうです。

難関大学に合格してもTOEICで苦労するシステム


実際、難関大学に進学するスキルがあっても、
大手企業に就職するような優秀な方でも、

TOEICに自信のない方は
非常に多くいらっしゃいます。

こうした状況を考えると、
日本の頭脳、経済を担うべき人が、

高校時代に一生懸命勉強しても
英語スキルを育むことができない教育システム・・・

優秀な若い人を、無駄に扱っているようにさえ感じてしまいます。

なんのために、高校で英語を学んでいるのかわからないと思います。

それだけ、英語に関しては、
日本独自のシステムで発達しています。

日本の教育システムとTOEIC、
この2つの”英語”の間に、大きな乖離があるのです。

だからといって、これまでの努力は無駄ではありません

とはいえ、受験英語の全てが悪いわけではありません。
文法のテキストに書いてあることは嘘ではありませんし、語彙やフレーズも間違っているわけではありません。


得た知識に、嘘はないのです。


むしろ、今ある知識を大切にして頂きたいし、
あなたの「努力」、、、10代の頃から今に至るまでに頑張ったことは、

大きくプラスになります。

持っている知識を活かす方向に変えていけばいい・・・レッスンではそんなことをお伝えしています。


もちろん、
本来なら、センター試験と同様にできたら良いのですが、
残念ながら現状はまだ差がありすぎます。

自分でなんとかするしか・・・ないですね。

学校の先生もTOEICに苦戦する


その前に、

学校の先生のTOEIC®︎のスコアは
実際そんなに高くない、そのデータをご覧になったことはありますか?

たとえば、スコア730以上に相当する高校の先生は、
全体の約6割です。
(文科省がネット上で公表しています)


高校レベルのグラマー、リーディング、その他もろもろ
毎日、何年も(人によっては何十年も)
教えている先生が、です。


働きながら英語学習をしていると比べたら、
英語に触れる時間、内容は段違いのはずです。


そんなに英語に触れまくっている、
しかも教えている先生がハイスコアを取れないのは、

指導要領にあるはずです。



もちろん、学校の先生がハイスコアを取れないのは、授業以外の業務で忙しい、試験対策をする時間がない、ということはあると思います。

ただ、いずれにしても、

TOEICで点数を取れない先生を、国が育成していて、
生徒はその先生の授業を受けていることに変わりはないでしょう。

スラスラ読めるようにならない、最大の理由


TOEICのスコアが伸びない原因が
受験英語だとして、

何が一番邪魔をしているのでしょうか。


私はシンプルに、
「日本語に訳しながら読む」ことと考えています。


● 英語を読む→日本語に直す→理解する


ひとつひとつの英文で、これを繰り返したら、
いつまで経っても英語を英語のまま捉えることはできません。


本当の意味で、

速く、正しく読むためには、
英語の語順で、スラスラと読めることが理想です。


あなたは、英文を読む時に、
日本語に置き換えながら理解していませんか?

わからない単語1語あるだけで、
必要以上に時間を浪費していませんか?


その原因は、まさに、

「日本語に置き換えることに
慣れてしまっている」

からであり、

それが学校での教え方なのです。



つまり、英語として理解する、ということについては、
ほとんどの日本人が教わる機会を与えられていません。

(そもそも、教える側=先生にも、
 そのスキルは求められていません。)


もっと英語の感性を養う授業があれば、

たとえば、

わからない単語があっても、
日本語に訳しづらい英語のニュアンスも、

感覚的に理解することができます。


「日本語に訳して理解する」という方法を採用する限り、

英語を英語のまま受け止めることはできないし、

和訳する時間がかかる分、
読むスピードも遅くなります。


この考え方がわかると

思い通りに英文を読めないことが、
学校教育に原因があると気づくはずです。

だからこそ、それまでのクセを取り除けば、
日本語に訳さず読めるようになります。

【英語のまま読む】クセづけをすることで、
スラスラ読む、が叶います。

前提から、変える

どうして私がここまで断言できるかというと、

高校時代、けっこう英語を頑張ったけれど、ちっとも「英語を使える」感覚を得られなかった、でも今は、がむしゃらにTOEIC®︎対策をしなくても、ハイスコアを取れるようになったからです。


そして、私だけでなく、私のレッスンを受けた方が、
数週間で最後まで解けるようになり、
目標スコアが、絵に描いた餅ではなくなり、
コンプレックスもどんどん軽くなっていったからなのです。


「英語に自信がもてない」
「受験英語では本当の英語力が身につかない」


この感覚を解消する努力を続けた結果、

「日本語に置き換えずに英語がわかる」

ようになりました。


これが私のハイスコアのベースです。



そして、そうした試行錯誤の結果、


回り道せずに、リーディングスキルを上げる方法を
お伝えできるようになりました。


TOEIC®︎の塗り絵を無くすために、
必要なことを凝縮して
お伝えできるようにもなったのです。


今まで正しいと思っていたこと、
当たり前だと思っていた前提を変えると、

見え方がガラッと変わることがあります。

難しいと思い込んでいたことが、
スルッと受け入れられるようになったりします。


今苦しんでいる方には、それを、知って頂きたいと思っています。


英語が自然にわかるから、
TOEICもできる。

そんな、英語から自由になる感覚を、
1人でも多くの方が身につけられますように。


英語という言語ひとつ手に入れることで、
あなたの世界が広がりますように。


心からそう願います。