私には何年も、「英語ができない」コンプレックスがありました。
勉強しても勉強しても、
英語を読めている気がしない。
知識を増やしても、
一向に「得意」になれない。
その原因がなにより、
スラスラ読めない
ことでした。
どういうことかと言うと、
いちいち日本語に直して、
確認しながら読むのです。
日本語がうまく当てはめられないと、
意味もわかりにくい。
つまり、英語を読んでいるのではなく、日本語ありきの読み方です。
スラスラ読めない・・・
それは、予備校講師時代も変わりませんでした。
受験対策を教えることはできる。
でも、「英語ができる人」の感覚がなかったのです。
相変わらず、日本語に直しながら読んでいましたし、
講師だったら、スラスラ読めるはずなんじゃないの?と、自分自身に不満がありました。
・・・そんな気持ちでいると、
受験生を前にして、ある種の罪悪感というか、
英語ができないのに
英語を教えている、
自分自身のことを
モタモタ読んでカッコ悪いなと思っている、
本当の意味で英語を教えられない・・・
そんな気持ちを拭えなかったんです。
でもその葛藤があって、
日本語を介さずに、英語のまま英語を理解できるようになったのです。
今は英文契約書も、英語のニュースも普通に読めます。
TOEICは、特に対策しなくても900を超えます。